2024年に大正製薬から発売されることが発表された内臓脂肪減少薬「アライ」。
「アライ」は、研究による臨床試験等で効果が証明された日本初の内臓脂肪減少薬であり、お腹が出ている肥満気味の方向けの医薬品とのことです。
この記事では、「アライ」に関わるあらゆる疑問を解決するための情報をまとめてあります。
- 「アライ」ってなに？
- いつ発売？
- どんな人向け？
- 副作用は？
- 飲むときの注意点
このような疑問を持った方、ぜひこの記事を参考にしていただけたらと思います。
過去のおすすめ記事はこちら
内臓脂肪減少薬「アライ」とは
「アライ」とは
内臓脂肪減少薬「アライ」とは、2024年4月8日に「大正製薬」から発売される、内臓脂肪及び腹囲の減少を図るための経口服用型の、市販の「要指導医薬品」となります。
主な製品情報
製品名 ：アライ
製造会社 ：大正製薬
分類 ：要指導医薬品
成分 ：オルリスタット６０mg（１カプセル）
「アライ」は要指導医薬品に分類されているため、薬剤師がいる薬局・薬店のみで販売されます。そのため、ネット等で気軽に購入することはできず、必ず薬局に行き、薬剤師に説明を受けてから購入する必要があります。
脂肪減少のメカニズム
「アライ」はどのようなメカニズムで内臓脂肪減少を期待できるのでしょうか。その中心となる成分が「オルリスタット」という成分です。
ざっくりと説明すると、「オルリスタット」を摂取すると、食事由来の脂肪分を約25％カットして便として排泄してくれるため、食事からの脂肪の吸収を大幅に抑制することができるようです。そのため、腹囲と内臓脂肪の減少に大きく寄与してくれるようです。
具体的なオルリスタットの効果については、こちらのページを参考にしてください。
「オルリスタット」と開発にかけた想い｜内臓脂肪減少薬「アライ」
どんな人向け
「アライ」は要指導医薬品であり、誰でも服用しても良い薬ではありません。
薬の服用しても良いざっくりとした条件はこちらです。
- 成人（18歳以上）
- 腹囲が男性85㎝・女性90㎝以上
- 生活習慣改善の取り組みを行っている
上記の条件が満たされた上で、さらに詳しい「購入前チェックシート」も準備されています。チェックシートも満たされた上で、「痩せたい」「体脂肪を減らしたい」という思いが強い方は服用することをおススメいたします。
購入前チェックシートはこちら
https://brand.taisho.co.jp/content/dam/selfmedication/jp/ja/alli/web/pdf/alli_check_sheet.pdf
研究・臨床試験
「アライ」は国内での臨床試験・研究によって有効性が証明されています。
ホームページから引用
ホームページから引用
18歳以上の成人の方に向けた臨床試験において、「内臓脂肪面積変化率」と「腹囲変化率」で有効性が認められるデータが大正製薬のホームページから見ることができます。
副作用等
主な副作用
「アライ」は十分な安全性も承認されていますが、副作用についても説明されてます。
主な副作用はこちら
- お腹がはる
- 便が油っぽくなる
- 肛門から屁と共に便・油が漏れる
- 下痢
- その他消化器官系の症状
油状の便やお腹がはるなど、基本的には腸に関わる消化器系の副作用が起こりやすいようです。これはオルリスタットによる脂肪吸収抑制の効果が表れている証拠でもあるようですが、症状が強い場合にはすぐに服用を中止するべきであるようです。
また、便漏れや油漏れが気になる方は、大人用おむつやナプキン等のパッドを着用することも推奨されています。
飲む際の注意点
最後に「アライ」の服用を考えている場合の、重要な注意点をまとめます。
- 「アライ」の服用だけでは効果は期待できない。十分な生活習慣改善の取り組みをする必要がある。
- 油分の多い食事は控えめにする必要がある。
- 食事をとらなかった場合や、全く油分を含まない食事をした場合は服用を控える必要がある。
- 用量・用法は十分に守って服用する
このほかにも注意点は色々あります。必ず説明書や薬剤師からの説明は守るようにして、ホームページ等からでも薬についての知識をしっかり得るようにしましょう。
大正製薬「アライ」ホームページ
まとめ
いかがでしたでしょうか。「アライ」は日本発の内臓脂肪減少薬という事で非常に話題になっていますが、肥満体系ではない方がむやみやたらに服用する事は絶対にやめましょう。
また、こういった薬等も大事ですが、身体を変えるためには生活習慣も大切ですので、普段の生活も見直しながら「アライ」を試してみると良いのではないでしょうか。
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