自宅トレーニーのつぶやき

【筋肉界隈特化ブログ】広く浅く知識を深めていきましょう

ボディビルに興味を持った人へ。ユーザーとナチュラルは何が違うのか。

近年、ステロイド等のPED(身体強化薬)に関して様々な話題が持ち上がっているようです。

 

ショーン・ローデンとケンダール・リッチモンド

 

JBBF選手のステロイド等の禁止薬物違反の問題や、有名人のフェイクナチュラル(ナチュラルだと嘘をつく)問題などなど。また、ナチュラルであることを絶対善とする「ナチュラル信者」といった言葉も耳にします。

 

今回は、ボディビルに興味をもって見始めた初心者向けの記事。「ステロイドユーザーとナチュラルボディビルダーは何が違うのか」です。

 

この記事では、ユーザーとナチュラルの違いを中心に初心者に知っておいてほしい、これら2つの事を解説します。

  1. ユーザーとナチュラルの違い
  2. ステロイドは絶対悪なのか

 

それでは、解説していきます。

 

 

過去のおすすめ記事はこちら

kokkolifehaccblog.com

kokkolifehaccblog.com

kokkolifehaccblog.com

kokkolifehaccblog.com

 

 

 

 

 

 

ユーザーとナチュラルの違い

 

皆さん、ステロイド等の身体増強剤(PED)を使用したことがありますか?おそらくほとんどの人は無いでしょう。まず初めに、PEDを使用している「ユーザー」と使用していない「ナチュラル」の人では、何が違うのかを解説します。

 

①筋肉がつくスピード

1つ目が、筋肉がつくスピードです。

ステロイド等のPEDには、筋肉や性欲に関わる「テストステロン」というホルモンに似た物質あるいは、それらを活性化させる物質が含まれています。PEDを摂取すると、筋肉の成長・筋力の向上などを筋トレ以外の方法で人工的に促すことができるため、彼ら「ユーザー」は筋肉の成長スピードがナチュラルの方とは比べ物にならないほど速いのです。

 

スピードだけでなく、筋肉の大きさという面でもナチュラルの人とは圧倒的に差が生まれます。これは、アンチドーピング団体JBBFと、世界一の団体IFBBの選手を比べていただければよいと思います。

 

②肌の質感

2つ目は肌の質感です。

それは、減量期、絞り切った時によくわかるでしょう。減量末期でも非常にオイリーな肌感を持ち、異常に張り付き浮き出た血管が良く見られます。「ユーザー」はテストステロン値が高く、脂肪減少のスピードもかなり速いです。それは、本来減量で枯渇し、低下するテストステロン値を高く維持できるためなのです。

また、顔つきが非常に丸くなるムーンフェイスという症状も現れる場合もあります。

 

あまりIFBBの大会や選手を見たことが無い方や、逆に日本のJBBFの選手を見たことが無く海外ばかり見ているという方。ぜひ肌の質感という点で比べてみてください。

 

③肩・僧帽筋・上腕の発達具合

もし、「フェイクナチュラル(ナチュラルだと嘘をついている人)を見極めてやる!!」と意気込んでいる人がいれば、僧帽筋や肩に注目してみてはどうでしょうか。

 

僧帽筋や肩・上腕は、「アンドロゲン受容体(男性ホルモンと結合する器官)」が最も多い場所であり、ステロイド等PEDの効果が最も発揮される場所と言われています。そのため、ステロイドユーザーは僧帽筋や肩の筋肉が巨大化する傾向があると言われています。この特徴は、客観的に見て最も分かりやすい特徴かもしれません。

 

もちろん、肩や僧帽筋が元から発達しやすい人や、フィジーク等の肩幅が重要視されるカテゴリー選手などは、ナチュラルでも肩や僧帽が発達している場合はあります。ただ、ほかの部位と比べて、異常な発達度合いを見せている選手はおそらくナチュラルではないでしょう。

 

④身体回復スピード

最後は、筋肉及び身体の回復スピード・回復力です。

ユーザーは、その回復力にも目を見張るものがあります。もちろんPEDの種類にもよりますが、筋トレを何時間も繰り返し行えるのはPEDの効果が影響している場合があるでしょう。

中には、毎日ダブルスプリット(1日2回筋トレ)という発言をしている方もいました。ここまでのレベルは異常ですが、やはり高いテストステロン値を維持できるのは魅力的ですね。。

 

ただ、横川尚隆選手のようにもとから長時間の筋トレを繰り返し行える方や、回復力が強い方もいますので、この特徴ではなかなかユーザーとナチュラルを見分けることはできないかもしれません。

 

ステロイドは絶対悪なのか

最後にボディビルを見始めた方に知っておいてほしいことがあります。

「ステロイド等のPED(身体強化剤)は完全な悪ではない」という事です。

 

ボディビルの世界最高の団体「IFBB」は、ボディビルはショービジネスであることを明言しています。スポーツでありながらショービジネスでもあるのです。

他のスポーツでは、基本的にはあらゆる団体や大会はアンチドーピング規定にのっとり、特に世界大会レベルではドーピング検査が厳しくなります。ボディビルはそうではありません。

世界一の団体IFBBはアンチドーピング団体には加盟しておらずドーピング検査を行っていません(一部除く)。それに対して、日本の団体JBBFはドーピングを厳しく制限しています。

そうです。ボディビルという競技は、アンチドーピングであるかどうかは団体によって決まっているのです。

 

つまり、ステロイド等の使用が悪では無く、その選手が出場する団体や大会の規則に反することが悪なのです。

 

それ以外ありません。あとは、ステロイド等の使用を許すか・PEDを使った選手の大会を見たいか否か、すべて個人の考え次第なのです。なので、ステロイド等を絶対悪として、使用している選手をむやみやたらに批判することは絶対にあってはなりません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ボディビルを見始めた方は、ユーザーとかナチュラルという刺激的なワードに興味を持ってしまいがちだと思います。僕も実際にそうでした。

 

ただ、ボディビルという競技の性質を見極めて、ナチュラルであれユーザーであれ、すなおに応援したいものですね。