最近ネットでフィジークについて調べていると、サジェストにこんなキーワードが出てきます。
「フィジーク ステロイドだらけ」
このサジェストを見て、フィジークがステロイドだらけ?!と思った人も多いのではないでしょうか。
では、ここで日本のナチュラル最強ボディビルダー「横川尚隆」さんと、フィジークプロ選手「JIN(小池友仁)」さんを比べてみます。
確かに、、JINさん(フィジーク)の方が肩、胸とかデカいように見えますね。。これは、ユーザーなのでしょうか。。
今回は、「フィジークはステロイドだらけ?!」について色々調べてみました。
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フィジーク選手を見てみる
まずは、いろんなフィジーク選手を見てみましょう。
まずは、アマチュアJBBFの選手たち。
真ん中は、現在IFBBプロのエドワード加藤選手ですね。シャープでかっこいい身体ですよね。
では、次はIFBBプロのフィジーク選手を見てみましょう。
おや、、、。かなりえぐい身体をしていますね。今のIFBBプロのフィジーク選手は、オープンボディビルの選手と比べても肩では勝っている人もいます。
これはやはり、プロに関してはステロイドを疑われておかしくない身体をしているのではないかと思います。
プロはユーザー
もうはっきり言ってしまいますが、IFBBプロのフィジーク選手は、ほぼ100%ユーザーです。
これは理由は簡単で、「IFBBはアンチドーピングの団体ではないから」です。
えっ!!そんな団体あるの!と思った方いると思います。
実は、ボディビルという競技は他のスポーツと違って、団体や大会によってアンチドーピングか否かはっきり異なるのです。日本の団体JBBFは明確にアンチドーピング規定に乗っ取っていますが、唯一の世界プロ団体IFBBはドーピング検査は行っておりません。
つまり、「IFBBはドーピング検査がない」⇒「みんなステロイドを使用してくる」⇒「プロになるためならステロイドを使用せざるを得ない」⇒「ほぼ全員ユーザー」
ボディビルのプロというのは、こういった構図を抱えているのです。
ユーザーじゃないフィジーク選手ももちろんいる
もちろん、JBBFのようなアマチュアのアンチドーピング団体に出ているフィジーク選手に関しては、ユーザーでない人が多いと思います。また、プロの中でもナチュラルで戦っている人も、少ないとは思いますが実際にいると思います。
IFBBプロ田口純平選手は、2019年にプロカードを取得してから2022年まで、ナチュラルであったことが知られています。
ナチュラル時代の田口純平選手
ナチュラルでえぐい身体を持っている田口選手でも、ユーザーにならざるを得ない世界がプロなんですね。
フィジークはステロイドだらけという考えについて
最後に、「フィジーク選手はステロイドだらけ」という考え方について、それは捉え方間違っているという話をします。
ここで僕が伝えたいことは、「ステロイドは完全な悪ではない」という事です。フィジーク含めたボディビルという競技は、大昔からステロイドが良く使用されてい来たスポーツです。そして、他のスポーツと違い、団体によってドーピングが許されるかそうでないか決まっています。
そうした観点から、IFBBはボディビルは「ショービジネス」であると定義し、人類史上最高の筋肉の祭典を行ってきました。そこに関して、ステロイドが悪だとはなっていないのです。(もちろん、健康的な観点からは非常に問題はある)
では、何が「悪」なのか。悪は「アンチドーピング団体でステロイドを使用する事」と「フェイクナチュラル」です。つまり、ルールを順守した上で最高の筋肉を見せることが大事なのです。
そうした考え方を知れば、「プロのフィジーク選手はユーザーだらけ」と言う言葉も出てこないはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フィジークや筋肉の話題はたくさん記事にしていますので、ぜひいろんな記事を見ていってくださいね!