あなたのプロテインは大丈夫？紅麹に対する各社の反応。【サプリメント大学】

小林製薬が販売していたサプリメント「紅麹（べにこうじ）コレステヘルプ」。

皆さんもご存知の通り、このサプリメントを摂取していた方が複数人亡くなっており、身体の異常を訴える人も多数いるという今回の問題。因果関係を現在調査中とのことですが、これからの進展には世界中が気になるニュースですよね。

そして今回は、我々が摂取している「プロテイン」には紅麹が入っているのか。

そして、「ベニコウジ色素」っていったい何？という疑問についても、いろいろ調べてみました。

この記事を読めば、あなたの飲んでいるプロテインが本当に安全かどうか判断する材料となると思います。

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kokkolifehaccblog.com

飲食料品への紅麹流通
プロテインには紅麹は入っているのか
ベニコウジ色素とは
プロテイン製造各社の反応
まとめ

飲食料品への紅麹流通

現在、問題がどんどん膨らんでいる小林製薬製造の紅麹。

なんと、紅麹が関連する製品は最大3.3万社にまで流通している可能性があることが判明しました。

news.goo.ne.jp

そして、一次加工企業の内食品製造会社は1778社にまで及んでいるという事です。これらの会社すべてが、紅麹を使用している食料品を製造しているなら、我々が日常的に摂取する食品の中にも紅麹が含まれている可能性があるという事です。

そもそも紅麹は古くから、醤油・日本酒・味噌・中国酒などの製造に良く用いられていたようです。それらを摂取したとしても、健康被害が出ることはほとんどなく、これら一般的な商品からは紅麹の健康被害は事例がありません。ただ、サプリメント等の強力な紅麹以外の、少量の紅麹であってもやはり摂取する事に抵抗感はありますよね。

では、トレーニーには欠かせない貴重なタンパク質サプリメント「プロテイン」には、紅麹は入っているのでしょうか。

プロテインには紅麹は入っているのか

結論から言いますと、「プロテインの原材料において、紅麹が使用されている場合はほとんど無い」と考えてよいでしょう。

ここで、一般的なプロテインの成分についてみておきましょう。

マイプロテインさんのホームページから引用

ザプロテインさんのホームページから引用

これらは、「マイプロテイン」さんと「ザプロテイン」さん製造のプロテインの成分表です。

その他の会社も含めて、一般的なチョコやココア味などの成分を見ましたが、「紅麹」の文字が書いてあることはありませんでした。また、プロテインはそもそも紅麹が必要な製品ではないと考えられますし、成分表にもありませんでしたのでほとんどのプロテインは安心して飲むことができることが分かりました。

ベニコウジ色素とは

紅麹はプロテインに含まれることはほとんどなく安全であることが分かりましたが、少し気になるのが「ベニコウジ色素」。

ザプロテインさんのホームページから引用

こちらの「ザプロテイン」さんのホエイプロテイン赤ワイン風味。「ベニコウジ色素」という成分が含まれています。これはザプロテインさんだけではなく、その他のプロテイン製造各社の成分表にも見られました。

結論から言いますと、「ベニコウジ色素は安全」です。

紅麹とベニコウジ色素は、もともとは同じですが安全性や特性はかなり違うものだそうです。ベニコウジ色素はその名の通り、「着色料」の一種であり、紅麹を製造する過程で得られる色素のようです。プロテイン以外にも、「ハム」や「ソーセージ」と言った食品にも、着色料として使用されています。

ベニコウジ色素は、厚生労働省が作成する食品添加物公定書に準拠した着色料であり、安全性においては問題がないとされています。また、「小林製薬製造の紅麹原料」と「ベニコウジ色素」は別物であり、プロテイン各社が使用している「ベニコウジ色素」は「小林製薬製造の紅麹原料」とは異なる場合がほとんどでした。